「つい自分に厳しくしてしまう」
「他人には優しいのに自分には厳しい」
そんな方が多いなと思い、心理学Café「セルフ・コンパッション」を開催することとなりました。
心理学Caféとは?心理学をベースにした学習会です。
これまでも、「交流分析」「アサーション」「認知療法」「傾聴」、他にも様々な学習会やワークショップを行ってきました。
今回は「セルフ・コンパッション」のセルフワークを通して、自分を大切にしていく力をつけていくのがねらいです。
参加者はナビゲーターを含め7名。シエルブルーの静かな空間で、紅茶をいただきながら、初めてBGM付での心理学Caféでした。

まず、最初に、セルフ・コンパッションの3つの柱
➀自己への優しさ(Self-Kindness)
➁ 共通の人間性(Common Humanity)
➂マインドフルネス(Mindfulness)
の説明をしました。
「完璧じゃない自分に、どう声を掛けるか」が鍵となります。
そして、いよいよセルフワークです。
最近つらかった自分に“親友として”手紙を書いてみる、
題して「自分への思いやりの手紙」。ここにたくさん時間を使いました。

BGMはアンジェア・アキ。曲もズバリ〝手紙~拝啓十五の君へ~″のオルゴールです♪
曲がかかると、「え~っ」と歓声がわきましたが、すぐにみなさん、手紙を書くことに集中していきます。
そして、オルゴールの曲が1曲、また1曲と流れる癒しの空間の中で、ある人はハンカチを手に、過去の自分に思いを馳せる時間となりました。
手紙を書き終わると、みんなに披露してもよいという人に、自分に向けて読んでもらいました。
最初に手をあげてくれた人に、「BGMはアンジェラの手紙でいい?」と尋ねると、
「カノンがいい!好きなんですよね(笑)」と。さっきまで室内に流れていたオルゴールのカノンをBGMに朗読です。
短い手紙ですが、聴いている人も思わず何だが涙がこぼれそうになるくらいリアルな情景が目に浮かびます。その後もみんな手をあげて続きます。
「曲は?」、「カノンで!」。…カノン大人気です(笑)
ひと通り手紙を読み終わったところで、誰も読んでくれなかったらどうしようと思い準備していた手紙をナビゲーターも読みました。
読んでいるとその時の感情が蘇り熱いものがこみ上げます。
それは、自分を責める声が「労う声」に変わる体験となりました。
次のワークはセルフトークの書き換え。否定的な言葉を優しい言葉に書き変える練習です。
「なんでできないの?」→「できる方法を探してる途中だね」
なかなか言葉をリフレーミングするのは難しいですが、みんなでトライ!

最後は、マインドフルネス呼吸で締めて今日の心理学Caféは終了です。
優しさは他人にだけじゃなく、自分にも向けられる。
自分を責めず、寄り添うことが立ち直る力になる。
「心理学Caféに初めてBGMが付きましたね!(笑)」
と、感想を言い合いながら、温かく和やかな雰囲気のひとときとなりました。
今後も時々心理学Caféを開催します。
心理学に興味がある人は、シエルブルーの行事予定表やイベント告知をチェックしてくださいね。ゆるい雰囲気でゆっくりとみんなで学びましょう。
