シエルブルーミーティングで7月のプログラムを検討しているとき、利用者さんから、近くにある「医王寺で個展の催しがある」との情報をいただきました。
散歩がてら、医王寺に個展の観覧と、そこの近くにある石川家住宅の見学に行こうと「散策」として7月のプログラムに組み込みました。
どちらもシエルブルーから徒歩10分圏内のところにあります。
みんなでゆっくりと歩き、時折雑談しながら、まずは医王寺に向かいました。
医王寺では、6月25日~7月25日まで、動物にゆかりのある医王寺と、動物をモチーフに絵を描く作家高津ゆいさんとのコラボレーション企画「仏教×芸術(アートを通じて仏教を身近に 寺が開く新感覚イベント)」として、高津ゆいさんの個展『いざない』が開催されていました。悟りへの『いざない』がテーマとのこと。
訪問中はご住職から、牛が運んできた大般若経の民話「みよしのむかしばなし」についてもお聴きすることができました。
個展では「不思議な立体感がある」と、みんな熱心に絵画を観ていました。後日、他の利用者さんも個展を観に行ったようです。
期間中にはコラボ記念限定の御朱印も用意されていました。
続いて、歩いて数分の石川家住宅に行きました。「石川家住宅」は、三好村、莇生村、明越村の3村が合併した新三好村初代村長を務めた石川愛治郎氏が明治43年(1910)に建築した伝統的な日本家屋で、みよし市指定有形文化財(建造物)です。ここでは、屋敷の隅々に見える凝った造りから当時の暮らしぶりを感じることができます。
各所に通風口が設けられていて、暑い時期でしたが、屋敷の中は風が通り涼しかったです。
また、回遊式枯山水庭園があり、四季の移ろいをお部屋の窓からも感じることができます。「秋や春のお庭を鑑賞しに、また来たいね」とみんなで話していました。
他にも階段箪笥を登り、むかし蚕を飼育していた二階をのぞかせてもらったり、石川家住宅で開催される伊勢紅型の講習や、イベントのお話を聴かせてもらったりもできました。
今回の散策では、利用者さんが見つけてくれた「個展」を通じ、普段歩き慣れている町の、まだ知らない魅力を再発見することができました。
暑い中でしたが、話をしながらぶらぶら歩くのがとても楽しかったです。
散歩は気軽に出来る運動で、精神的にも身体的にもとても良い効果が得られます。
普段あまり運動をする機会がないという方は、5分程度の散歩などから始めるとよいかもしれませんね。
※シエルブルーミーティングでは、皆さんからの「こんなことやってみたいな」の提案をお待ちしています。