病気や障がい、困難な状況にとらわれた生活・生き方から、夢や希望を抱き自分らしい生き方に向けて歩み出す、それがリカバリー。
これからの人生(生活)のヒントにしていこうと、4/14(金)学習会を開催しました。
※シエルブルーでは月に1回、ミニ講座と称して、自分たちが学んでみたいことをテーマに学習会などを開催しています。
※これまでに開催した講座 「メンタルヘルス」「アサーション」「話の聴き方」「認知行動療法」
学習会は、スタッフ含め12名の参加がありました。
場所は、シエルブルー2階。
約1時間、コーヒーや紅茶を飲みながら、リラックスした雰囲気の中での学習会です。
リカバリーの基礎となる考え方では、できなくなったことや苦手になったことに着目するのではなく、その人自身を見る、できる(好きな)ことに着目します。
まずは講師(シエルブルースタッフ)が自分の体験を語りました。
自分の挫折経験、そのことをどのように受け止めて現在に至るか、その際に、自分の過去の経験を活かせることに気付いたことがリカバリーの始まりでした。
すると、参加者の多くが自分自身の体験を語ってくれました。
あまりに赤裸々に体験を話されるので、「今日、この場で見たり聞いたりした話は外に口外しない」と、慌てて約束事を決めました。
一見、明るく何事もなかったように見える人でも、誰でも苦しい思いを抱えています。はじめて人前で話すという人もいましたし、悩みの深さに涙なくして聞けない話もありました。
それでも、みんなが受け入れてくれるので、話したことでスッキリしたり、みんなも同じように苦しかったんだと思えたことで、温かな雰囲気に包まれ何とも不思議な連帯が生れました。
個人ワークもあり、こんな風に自分の人生を考えたことはなかったかも、などの感想もありました。
ぜんぜん語り足りないよ、と言った人もいました。
きっと、考えることでしんどい思いをした人もいるかもしれませんが、そんな人こそ、今まさにリカバリーの入り口に立っているのだと思います。
皆、同じように人生に向き合っている。互いに支え合ってリカバリーの道を進めたらいいな。
そんな思いで胸が一杯になった学習会でした。