「今日の昼食、何にしようかな」
「みんなで何か作って食べようか?」
シエルブルーでは、そんな声が利用者さんやスタッフから聞こえてくることがあります。
そこで、朝にメニューを決め、買い物に行き、その日の昼に食べたいものをみんなで作ろう!と始めたのが「ランチday」です。
ランチdayは、当日の朝に集まった人たちで献立を考えます。
いよいよ「ランチday」第1回目の朝を迎えました。
いろんな意見が出る中、あらかじめ食べたいものを一覧にして提案してくれた方がいたので、それを参考に、「ビビンバ」を作ることになりました。
「普段の食事では子どもがいるので辛いものが作れないんだよねー」
という意見に皆頷きながら、「じゃあトッポギも作ろう!」ということになり、この日は韓国料理♪
さっそくみんなでイオンまで買い物に行きました。
ビビンバの材料として、小松菜、にんじん、もやし、キムチ、挽肉、コチュジャン。温泉玉子にしてトッピングするための卵など……。
買う量をどうするか、できるだけ安いものはないかと色々確認しながら店内を回りました。
買い物から帰ってきた後は、みんなでクッキング!
野菜を切ったり、挽肉を炒めたり、ナムルを作ったり、温泉玉子を作ったり等手分けして行いました。
最後に調理したものを盛りつければ完成です。
そして、4月17日(水)第1回ランチメニュー
~ビビンバとトッポギ 韓国のりを添えて~が完成しました!
お料理上手な方たちのおかげで、とっても(本当に!)美味しくできあがりました。
ランチdayでは、かかった材料費を人数分で割ることになっています。どのくらいの値段になるのか不安で参加しない人もいましたが、結果は一人287円でした!(ご飯はフードバンクから提供された米を使いました)作る物にもよりますが、今回はこのお値段で量も質も充分な仕上がりでした。
誰かに作ってもらうのではなく、みんなで食べたいものの意見を出し合い、どんな意見も受け入れ、その中で無理なく出来そうなモノをチョイスして行動に移す、というプロセスは簡単ではありません。
ランチdayは、あらかじめ立てた計画がないところからのスタートです。その日食べたいものをみんなで決め、材料の購入にも意見のすりあわせが必要です。
今回、「みんなで食べたいものを作って食べる」その過程には「思いやり」「優しさ」「主体性」というエッセンスが含まれているように感じました。
「人と意見をすりあわせる」ことは難しいですが、その作業から協力が生まれ、「楽しい」「うれしい」、そして「美味しい」を味わうことができます。人とのかかわりはしんどくて、でもなんとなく楽しいものです。
料理を通して、なんとなくかかわってみよう、そう思ったときは、ぜひ「ランチday」を利用してみてくださいね!
次は何を作りましょうか?